今日、テレビで見かけてので軽い気持ちで新しいバージョンのwe are the worldを聞いてみた。
いい歌だね
なんか初めて歌詞を聴いて泣いてしまいました。
「自分がやれることをやる」
という単純なメッセージが心に響いたのと、自分が最近感じてることがそのまま歌詞にのっててね・・・
でもつらつらとは書きません。
最近ブログが真面目だったので旅の思い出でも書いてみようかなと思います。
では私のシリアの家族であるアブーバルジャス家とのお別れの話でもしましょうかね。
シリア一周旅行から帰って1週間後に家を訪ねてみました。
すると、ある事件が発生していたのです。
孫のなかで最年長のアドナーン(15)が学校をやめたというではありませんか。
激怒しているおばあちゃん
そして僕にいうのです。
「今の時代、学校も出てないと仕事がなくて嫁もこないじゃないかあ!!!!! どうなんだタスク?」
ちょっとびっくりしながらつたないアラビア語で
「いや、いいんじゃないかな?農業をする人、物を作る人、いろんな人がいるからこの世の中はなりたってるんだよ。おばあちゃん」
とそつない返事をしたらおばあちゃんに
「おまえは、こんなとこまで勉強しにきてるじゃないかああああ!!!」
と怒られちゃいました。
ごもっともだよ。おばあちゃん
そして、いつも通りぼーとして、ご飯食べて、10時においとましようと決めてたので
「じゃあ帰るね」
というと必死でおじいちゃんが
「いや、泊まっていきなさい」
というので必死で
「いやあ、明日朝早くにいくとこがあってさ」(本当はうそやけど。おじいちゃん、めんご)
というと、おじいちゃんが
「じゃあ、早起きしていきなさい」
といわれたけど必死に言い訳して帰ることに・・
ダマスに帰るためのセルビスを待ってると
「タスク~~~~~」
と大声で呼ばれた。振り返るとアドナーンの姿が・・
なんか忘れたかな?と思って近づいていくと
「これおばあちゃんから」
と500SP(1000円くらいやけど村の人にとっては大金です)が渡された。
こっちもお世話になっているので受け取れない
でも
「このまま持って帰るとおばあちゃんに怒られるんだよ」
と向こうも引き下がらない。
そして、そんなやり取りをしつつ結局もらうことに・・
本当の息子あつかいに感動しながらも、少し罪悪感・・
そして帰る1日前に日本でアラビア語を教えていただいてた日本人の先生を連れて最後の挨拶にいく
500SP以上のおみやげを手に携えて行った
おばあちゃんの娘に
「お金あるやん」
的なつっこみをうけつつ、ちょっと家族を感動させる。
羊の放牧をし、そして帰ろうとしたら、飯だけでも食っていけ
といわれ、断り切れずに食べ、そしてお別れのとき
実はアドナーンは自分のお金で服を買ってくれたのだ。
マジ感動したけど、トランクに入らないのでアメリカ人の友達に次の日、あげてもうた。
「夏に絶対くるんだぞ!!」
とか
「絶対電話しなさい!!!」
とおじいちゃんにきつく言われ、ずっと玄関先から見送ってくれる。
まじ感動
でも先生いるから泣くになけねー。
そんな感じでした。
日本に帰ってからすぐに電話をかけようと試してみたけどかかりませんでした。
あ~あ、絶対、夏にいったら怒られるわ