2014年8月16日土曜日

おひさしぶりです

見返してみれば、一年以上も書いてませんでした。しかも最後が現実逃避なんて・・・・

私、たすくちゃんは元気に生きています。そしてアラブでの生活も一つの終わりを迎えようとしています。

今夜はうまく眠れないので、久しぶりに今考えていることを書きたいと思います。

ちなみに今はパレスチナ/イスラエルで働いてます。

思い返せばこの3年間、ジェットコースターのような移動を繰り返しました。そして3種類のアラブを見ることが出来ました。

1つ目のアラブは湾岸のレンティア国家つまり、石油収入で生きている国
2つ目は、アフリカアラブ
3つ目は、ユダヤ国家の中で生きるアラブ

どれも興味深い国で、1年半や半年で知り尽くすことが出来るものではありませんでした。

騒乱にも色々と巻き込まれました。

まず、イエメンでアラブの春が起こり、赴任できない。テロが起きたため、イエメンにいけず、アブダビに置き去りのまま、在イエメン大使館に放置プレーを受ける。

スーダンでは、石油製品への補助金を切り上げたため、ハルツームで暴動がおきました。

そして今、ミサイルが飛んできて、ミサイルが爆発する音など、絶対に日本では体験できないものを体験できました。

今となれば、いい思い出なのですが、正直、当時は胸騒ぎがする反面、不安もありました。また、騒乱が起きる度に胸騒ぎがして、少しハイテンションになってしまう自分自身に嫌悪感を感じてしまっていました。

3年間で何の能力を身につけたかと聞かれれば、これと言ったものはございません。しいて言えば、静寂を保つ能力の向上と顔色の見方でしょうか。

これからについて、皆様に心配していただいておりますが、特に決まってはないです。

でもこれだけは言えます。もっと勉強しなければいけません。もっともっと勉強しなければいけません。

アラブで仕事をし、最も感じたのは正悪の基準のあいまいさです。国際社会からイスラエルは悪とみなされていますが、イスラエル国民に罪はあるのでしょうか。逆にハマスは悪ではないのでしょうか。イスラミック・ステート(排他的なところ、人を殺していることは悪です)の行っている国境の再編はアラブの未来にとって悪いことなのでしょうか。サイクス・ピコ体制により出来たアラブの国々は正しい形なのでしょうか。

今の私にはわかりません。また、人が死ぬという同地域における恒常的な現象を何とか辞めることはできないかと考えますが、誰も答えを見出せていません。

少し形而上学的議論にはなりますが、考えて考えて考えたいと思います。

もちろん私も人間なので、ご飯を食べないといけないので、これだけではご飯を食べていけないこともわかっていますので、皆様のお風呂場の掃除でもさせていただけれる体力はたすくちゃん、あります。

将来を考えると身をもだえるほどの恐怖を感じてしまいますが、どこかで、この状態に楽しさを覚えている面もあり、それもそれで恐ろしいです。

まあ、こんなところで、いつもの通りわけがわからなくなってきたところでドロンさせていただきます。

あと、最近、昔ほどおもしろい文章を書けなくなってきたことを最後にお詫びします。社会に染まってきちゃいましたかね。